突然の「ギュルルルル」が少なくなった方法
数日出ていなかったが生活習慣見直しとプラスαしたら出はじめた!
人によっては「数日出てない・・・」と悩んでいる方は多いと思います。
私もある時から数日出ないのは当たり前で、ひどい時はいつ出たか忘れるくらい出ないことで悩んでおりました。
しかし、それもある方法をすることにより今では以前より出ない間隔は短くなっています。
詳しいことについては、下記記事を見て下さいね。
あなたは下痢になった時、こんな風に思ったことはありませんか?
「うぅ、お腹痛い・・・さっきも下痢してたし、これって食べない方がいいってことのかな?」
一般的に下痢の時には、飲食を控えてお腹を温めながら猫のように布団で丸くなって我慢している事が多いのではないでしょうか。
下痢という症状は、お腹が便をちゃんと作ることができないのだから、「食べるのは待って」と身体からの要求だと思っていたからです。
でも昔の人は「お腹の調子が悪いときには、消化に良いものを食べな。」と親などからよく言われた事がある人も多いのではないでしょうか。
正反対の話ですが、本当はどっちが適切なのでしょう。
素朴な疑問。
下痢の時に食べないのは適切なのかについて調べてみました。
目次
下痢になるとどうなる?
皆さん、下痢っていうとどういう状態を思い浮かべますか?
私は、下痢をしたときの症状を『激しい腹痛と、括約筋では制御することが出来ないほどの軟便』を思い浮かべます。
ひどいときには「とめどなく蛇口から出る水」を想像してしまう程の便が液体化しているというイメージが浮かんできます。
下痢の時の便はそのイメージ通り、水を多く含んで形が整わない便が出ます。
では、「下痢をしている時の腸の中」はどうなっているのか、イメージはつきますか?
医学に携わる人ならわかりそうですが、普通はそこまで把握してませんし、体内の構造は複雑で、不調が起きても、何が良くて悪いのか、素人には判断できないことが未だに多いですよね。
どんな仕事に就いていたとしても、人間である限り、自分の身体の構造や対処法を知ることは大変役に立ちます。
重症になってから医者に任せるのでは、あなた自身やあなたの大事な人が手遅れになることもありますので、この機会に体内にも関心を持っていただけたらと思います。
では、下痢の時の腸内環境についてみてみましょう。
下痢をした時の腸内環境
まず大腸は実際何をしているのか、についてです。
大腸は消化後に残った食べ物や、体内で利用された後で不要となった細胞などを便にして肛門まで運ぶ役割があります。
- ぜん動運動という、腸が伸びたり縮んだりすることで大腸内の便を肛門まで導きます。
- 便から余分な水分を吸収し、便の形を整えます。
- 大腸内の保護と便をスムーズに移動させるため、粘液を分泌します。
一般的な下痢は大腸の働きに異常が出ることで生じます。
ということは、下痢の時の大腸の様子は次の1~3のどれか、または2,3個が同時に発生している状況となっているのです。
- ぜん動運動が活発になりすぎて、便から余分な水分を吸収しきれないまま肛門までたどり着いてしまう。
- 便の水分を吸収する力が弱まり、余分な水分が含まれたまま肛門までたどり着いてしまう。
- 体内から出る分泌液が何らかの異常で多く出すぎて、便が水分を多く含んだまま、肛門までたどり着いてしまう。
因みにこの状態と反対の状態になると便秘になります。
下痢といっても一様ではないんですね。
また、1や2は日常でよく起こってしまう下痢のパターンなのですが、3は細菌やウイルスが入った時の状態ですので、症状がひどい場合があります。
そうした状態で下痢をしたくないからと「食べない」のは正解なのでしょうか。
反対に栄養が大事なのだから、気にせず「食べる」ことの方が正解なのでしょうか。
1~3のそれぞれのパターンの際における食事はどうするのが適切かを考えてみましょう。
どんな時に「食べない」のは適切なの?
「何も」食べないのは危険です!
下痢がひどいと食べるのが怖くなる時もありますよね。
とはいえ、水も飲まないのは危険です。
特に水は生命活動するうえで「食べる」ことより重要です。
水だけの摂取なら40日間生きられる一方で、水も飲まないと7日間で絶命に至る事もあるとも言われていますが、下痢は体の水分も一緒に出てしまうので、十分に水分を取る必要があります。
特定の病気では、下痢による脱水症状で死亡することもありますので、下痢をナメてはなりませんよ。
まずは腸のぜん動運動が激しくて生じてしまう、下痢のパターンでは「食べない」のはアリなのか、見ていきましょう。
腸の運動が活発すぎるときは心身ともに休もう!
まず、大腸の「ぜん動運動」が活発すぎて充分に水分を吸収する前に肛門まで届いちゃうパターンについてです。
代表的な例が、過敏性腸(かびんせいちょう)症候群です。
みなさんは、緊張したり、不安になったりするとお腹が痛くなって下痢をしてしまう、なんてことはありませんか?
ストレスによる影響がお腹に現れる症状なので、極度な緊張やストレスなどで、この症状が現れてしまっている人は多いと言われています。
その症状を引き起こしている正体が「腸の運動の活発化」なのです。
なぜストレスを感じると腸が活発になるのでしょうか?
それは腸の動きが自律神経とつながっているからなのです。
突然神経の話?難しそう・・・なんて思いますよね。
でも大丈夫です、詳しい仕組みまで詳しく知る必要はありません(笑)
豆知識程度に知っているだけで、安心感や対処法が変わってきます。
交感神経と副交感神経って聞いたことはありますか?
簡単にいうと「体内の活動のスイッチのオンとオフ」のようなものです。
交感神経は体をたくさん動かすとき、または集中しているときに活発になります。
例えば、あなたがスポーツや勉強などにおいて、敵と戦うとき、一気に仕事を終わらせようとするとき、体のスイッチがオンになります。
これが交感神経が活発になるということです。
体のスイッチがオンになると、心臓がどきどきしたり、脳が興奮したり、トイレのために時間を割かないよう、胃腸や膀胱の働きが抑えられます。
逆に、ゆっくり休んでいる時や寝ている時などは、体のスイッチがオフとなる時間で神経がリラックスした状態になっているので、これが副交感神経が活発になるということです。
体のスイッチがオフになると、頭が冷静になり、心臓の鼓動がゆっくりになり、交感神経が活発になる前にトイレに行かせようと胃腸の動きが活発になります。
このように、交感神経と副交感神経が正常に働くことで、人は便秘や下痢を起こさないようにコントロールしているので、スムーズな排便ができるようになるのです。
しかし、ストレスを受けると、交感神経が活発になりすぎてしまい、二つの神経のバランスが崩れてしまいます。
交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、胃腸の動きがコントロールできなくなってしまいます。
こうして、ストレスを感じると胃腸の働きが乱れて、便を出そうとする動きが活発になりすぎてしまう事により、下痢になってしまいます。
このような状態の時は、「食べない」という選択は間違いではないです。
「食べたら下痢するかも」などと考えてしまっている事自体が、ストレスとなってしまいさらに悪影響を引き寄せてしまいます。
なので、ほとんどの場合の下痢は『自律神経のバランスが崩れた事による』過剰な蠕動運動で引き起こされる下痢と考えても良いので『一時的に食べる事を制限して様子を見る』事が良いでしょう。
また、より適切な解決法は、リラックスすること、そして心身ともに休むことなどや、下痢で失われた水分を、十分に補う必要があります。
副交感神経を活発にすることで、交感神経とのバランスを取り戻すので、お腹に優しい飲み物や食べ物を少量摂取することは「間違っていない」のです。
自律神経のバランスを整えようとする時には、「好きなことをしながら優雅に温かいお湯やお茶を飲む」というのを考えたり、実際にゆったりする事が有効的です。
また、食べ過ぎや飲みすぎ、体を冷やした場合も、腸が刺激されることで活発になりすぎて、下痢になる事もありますが、腸を休めるという意味で食事量を減らしたり、温かい飲み物を飲む事で数日で収まる傾向にあります。
たまにはお腹に「お疲れさま」なんて気持ちを込めて、消化しやすいものや、腸内を綺麗にしてくれる食べ物を摂取するのも健康的に食べ物をおいしくいただけるコツですね。
次は食べ過ぎた後や牛乳を飲んだ時に起こる下痢のパターンです。
便の水分を吸収できなくなってる時は「食べない」のも効果的
水分より濃度の高い物質が腸に入ると、その物質を薄めようとする力(浸透圧)が働いて、腸壁に吸収されるはずの腸内の水分が集まってきてしまい、下痢になってしまうことがあります。
こうした下痢を浸透圧性下痢と呼びます。
例えば食べ過ぎたり飲みすぎたりすると、その後に下痢になった事はありませんか?
腸への刺激による場合もありますが、消化しきれない食べ物が腸に入ることでも下痢の原因になるのです。
- 腸を刺激して活発にさせてしまい、腸が水分を吸収しきる前に肛門まで運ばれてしまうこと。
- 消化しきれていない食べ物が大腸に入ることで、浸透圧により大腸が腸内の水分を吸収できなくなること。
消化不良も下痢の原因となりますので、胃腸が弱い人は良く噛んで、消化しやすい状態でお腹の中に入れましょう。
また、食べ物をたくさん噛むと事により大量に出る唾液内のアミラーゼは、食べ物に含まれるデンプンを糖に変えて、たくさん食べなくても血糖値が上がり、頭が「満腹になった」と感じることができるのです。
これがいわゆる『満腹中枢を刺激する』ってやつですね(笑)
少量の食べ物でも、しっかりと噛んで食べる事により消化の手助けをしてくれるだけではなく、健康的なダイエットにもつながります。
アルコールは性質上、腸が水分を吸収するための機能を低下させてしまうので、飲酒の後には便に水分が通常よりも多くなってしまうので、下痢を引き起こしてしまいがちです。
なので、アルコールも過剰摂取すると下痢の原因になりえますので注意が必要です。
さらに、牛乳を飲むことで生じる下痢も、牛乳に含まれる乳糖の浸透圧が高いために、大腸が乳糖の含まれた便の元から水分を吸収できないために生じる下痢です。
この場合の下痢は一時的なものなので、体が弱っている状態でなければ1日~2日程度で治まり、この様な下痢の予防法は実は単純なのです。
それは、暴飲暴食をしない事なのです(笑)
また、アルコールや牛乳による下痢でも、少量での摂取に留めることで抑えることができます。
ただし、個人差もあるので、一概にどのくらいの摂取なら大丈夫とはいえませんが、暴飲暴食後に生じる下痢の後では「食べない」という選択も改善に結び付くといえます。
大腸から大量の分泌液がでてきて、腸内が水浸しになってしまっている事も
今までのパターンの下痢は比較的軽い下痢であることが多いです。
この程度なら水以外を「取らない」という方法で自然と治ることが多いのですが、それよりひどい下痢ではそんな悠長に構えていられません。
余裕がなくなるほどの下痢を引き起こす可能性があるので、注意してくださいね
話がそれてしまいましたが、大腸が水没してしまっているかも知れない話に戻りましょう。
大腸には様々な飲食物が「次々と運ばれて」きますがその他ににも、薬品や酸素なども取り込まれてきます。
便を構成する物が食物のみと思われがちですが、実は腸内に溜まってしまった「老廃物」も便となって排出されるので、食べなくても便は作られます。
老廃物の中には細菌やウイルスなどが混ざっている事も懸念できません。
食物が通る道には粘膜が張られているのですが、細菌やウイルスが粘膜に付着しても、粘液に含まれるリンパ球やマクロファージ、好中球などの白血球の仲間たちが侵入を防いでくれるので防御はしてくれています。
侵入した細菌やウイルスを、便と一緒に出してしまおうと粘液が増えますが、殆どの粘液は大腸で吸収されますが、腸内細菌が増殖し過ぎて、大量の粘液で大腸の吸収力が低下している時などは、そのまま排出されて下痢となってしまいます。
この状態の時にはまだ「身体の安全が保たれて」いますが、細菌の中には粘液を破壊してしまう毒素を持っているものもありますので、その細菌によって引き起こされた下痢は普通の下痢よりも身体へのダメージが大きくなります。
身体への負担が大きい下痢の種類には、分泌性下痢と滲出性(しんしゅつせい)下痢というものがあります。
分泌性下痢は腸内から塩分や水分を無理やり分泌させる毒素を持った細菌によって生じます。
分かりやすいのは、病原性大腸菌(O-157など)、ブドウ球菌は有害な毒素(エンテロトキシン)によって激しい下痢を引き起こします。
下痢による水分の流出は深刻な問題ですので、激しい下痢に限らず、下痢の際は脱水症状を回避するために、水分補給をするように心掛けるといいですね。
深刻な下痢になってしまうと、食べないからと言って改善することはありませんので、一刻も早く、病院で診察を受けて適切な診断を受けましょう。
次に滲出性下痢ですが、これは潰瘍性(かいようせい)腸炎やクローン病、結核、一部の癌などによって生じます。
腸の粘膜に炎症が起こることで腸内の組織が欠けてしまったり、充血したりすることで、そこから粘液などの体液が滲み(にじみ)出てくるようになり、更に大腸の水分を吸収する力が弱くなるため、便に水分が含まれてしまい、下痢が生じます。
体液も便と一緒に出るので、血や粘液の混じった便が出ることもあります。
滲出性下痢は、病気の症状なので、その病気を治すしかないため、対処する場合は医師の判断を仰ぎましょう。
もちろん、食べない程度でこの下痢は治らないので、医師の注意を守りながら食生活を続けるしかありません。
「食べない」はあくまで現状の保留!
これまで様々な下痢を見てきましたが、どの下痢に陥っている時も「食べない」ことで悪化してしまう、ということはありませんでした。
食べない事での影響は薄いですが、水分を取らない事はかなりリスクが増えます。
「下痢の時って食べる気が出ないんですよねー。」
というならば無理して食べる必要はないんです。
しかし、風邪を引いているなど、下痢だけでなく体そのものが弱っている場合は、無理のない範囲で食べて十分な水分を取る必要があります。
また、食当たりなどの細菌による下痢は、腸内の細菌も一緒に出してくれますので、食べて飲んで出すことが有効的です。
ただし、腸内が炎症を起こしている場合は、その傷を治す必要があるので、下痢で治るということはありません。
体内の悪い細菌を体外に出すという点では、くしゃみと一緒ですね。
なので、むやみに下痢を止めるために「食べない」というよりも、腸内を落ち着かせるために「食べない」という言い方の方が適切でしょう。
また、下痢止めの薬も、下痢による体内清掃を邪魔することになる場合もあるので、極力使用しない方が良いのですが、下痢が長期にわたる時などは迷わず医師の判断を仰ぎましょう。
下痢にも様々な原因がある事が分かってもらえたと思いますが、その対処として『食べない事』は腸を休めるという意味では有効ですが、食べないからといって治るわけではない事も分かったでしょう。
ただし、どの下痢も身体の水分が奪われてしまうため、水分補給は欠かさないようにしましょう。
水分補給をする際には、お腹への刺激を減らすために、温かい飲み物や半分に薄めたスポーツドリンクを飲むことをお勧めします。
ただし、温かくてもカフェインを含む飲み物や炭酸飲料、アルコールは胃腸を刺激してしまうため、避けてくださいね。
まとめ
さて、これまで下痢になったときに「食べない」ということは正解なのかどうかについて紹介しました。
ポイントはちょっと多くて9つです。
- 下痢の原因は3つ(ぜん動運動が激しい・水分吸収できない・分泌物で水浸し)
- ぜん動運動が過敏なときは、腸に優しい食事や心身のリラックスで副交感神経を活発にする
- 食べ過ぎや飲みすぎによる下痢の時も消化に良い食事で胃腸の負担を和らげることを心がけ、良く噛むことで食べ過ぎを予防する
- 浸透圧による下痢は摂取量を減らすなどして対処
- 異常なほどの下痢や血便が出たらすぐ病院へ
- 「食べない」ことで改善につながるのは食べ過ぎや飲みすぎの時。他の下痢ではあくまで現状の保留
- どの下痢でも無理して食べる必要はないが、水分は必ず摂取しよう
- 飲み物は薄めたスポーツドリンクや温かいものがおすすめ
- カフェインが含まれるもの、炭酸飲料など刺激物やアルコールは避けた方が良い
食べなければ大丈夫、と考えずに腸の状態を想像して、無理させちゃったかなと思ったら腸もリラックスさせてあげましょう。
下痢は腸のSOSです。
「頻繁に起こるもんだからもう慣れちゃったよ」
なんて思わず、下痢になってしまう原因は飲食や細菌によるものなので、普段から整腸するためにプラスαを試してみる事も効果を期待できます。
突然の「ギュルルルル」が少なくなった方法
通勤電車の中、会議前、ひどい時には何もない時に
「ギュルルルルル」と来たら嫌ですよね。
特に通勤電車の中ではこの世の終わりかと思うくらいの絶望感を味わいます。
私自身そんな状況でしたが、生活習慣改善と日々の健康をサポートするためにサプリを取ってみた所、「ギュルルルルル」と襲われることが少なくなりました。
詳しいことは下記記事を見てくださいね。
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