突然の「ギュルルルル」が少なくなった方法
数日出ていなかったが生活習慣見直しとプラスαしたら出はじめた!
人によっては「数日出てない・・・」と悩んでいる方は多いと思います。
私もある時から数日出ないのは当たり前で、ひどい時はいつ出たか忘れるくらい出ないことで悩んでおりました。
しかし、それもある方法をすることにより今では以前より出ない間隔は短くなっています。
詳しいことについては、下記記事を見て下さいね。
便秘って本当につらいですよね。
何がつらいって、ちゃんと出ないとお腹が張ってきて、ごはんが美味しく食べられなくなります。
とにかく出そうとトイレにこもって、どんなに頑張ってみてもウンともスンともいわなくて。
やっと気配を感じたら、今度はそのうちお腹がじわじわ痛くなってきて、さらに冷や汗までが…。
こんなにつらいことってありませんよね!
私の友人で、筋金入りの便秘症の女性がいるんですけど、彼女はよくこう言っています。
もう本当にどうにかしたい!!
彼女曰く、過去には冷や汗とともに失神したこともあったそうです。
失神するなんて、何だか穏やかな話じゃないですよね。
そうなんです。彼女のこの体験談は、けっして大げさな話じゃありません。
場合によっては「命に関わるかもしれない重大なこと」なんです!
たかが便秘。されど便秘。なのです!
今回は、ある女性が体験した事例をもとに、便秘時の実際の症状や対処方法をご紹介いたします。
便秘を甘く考えていると、恐ろしい未来が待っているかもしれませんよ…。
※あくまでも体験談をもとにした記事です。自己判断は危険ですので、異変を感じた時には必ず病院を受診して医師の診断を仰ぐようにしてくださいね。
目次
便秘のとき、腹痛と冷や汗はなぜ出るのか?
便秘とは、「本来体外に排出するべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」をいいます。
(引用:慢性便秘診療ガイドライン2017)
便秘になると、どんな症状が出るでしょうか?
なかには何の症状もないという方もいるみたいですが、だいたいはお腹の張りや食欲の低下、腹痛などがみられるのではないでしょうか。
たしかに、腹痛は便秘にとって珍しい症状ではないようです。
ですが、冷や汗が出るほどの強い痛みであったり、失神までしてしまうなんてこと、本当にあるんでしょうか。
知恵袋などで独自に調べてみたところ、少なからずこのような体験をしている方がいるようでした。
冒頭に紹介した友人M子さんに、当時の状況を詳しく聞いてみました。
3か月ぐらい前だったかな。あのときはもう1週間出ていなくて、2時間以上トイレにこもってた。
お腹がすごく痛いのに、どんなにいきんでもガスさえも出なくて。
そのうち気持ち悪くなって、何回か吐いちゃったりして。
だんだん冷や汗が出てきて、手足がしびれてきて…。
急に目の前が真っ暗になったの…。
そのあとのことはまったく覚えてない。
気づいたら寝室のベッドの上だった。
ほんと助かったよ~。
気を失っていたのはほんの数分だったみたいで、そのあとはもう腹痛も治まっていたんだけど、心配だったからその後すぐ救急病院に行ったの。
そしたら、お医者さんになんて言われたと思う?
「あなた、腸が詰まるほど便が溜まってますよ。腹痛も冷や汗もそのせいですね。」って!!
いったい、M子さんの体内では何が起きていたというのでしょうか。
便秘と腹痛、冷や汗との関連について、本人の証言も交えてお話していきます。
便秘と腹痛、冷や汗との関連とは?
M子さんの話によると、あの日病院に運ばれた後、結局入院することになってしまったそうです。
ありがとうございます。
ところで、先生。私はなんで倒れてしまったんでしょうか?
今までずっと便秘だったんですけど、こんなこと、今まで一回もありませんでした…。
便秘になるとなぜお腹が痛くなるのか
担当医師はM子さんに、このような説明をしくれました。
腹痛のメカニズムは諸説あります。
これはあくまでも一般的に言われているものだそうです。
M子さんの場合、1週間出ていないとのことだったので、相当な量だったと考えられます。
そのたくさん溜まった便を出すためには、腸自体の動きが必要です。
それを腸の「蠕動(ぜんどう)運動」といいます。
便秘の場合、腸は蠕動運動によって便をとにかく送り出そうと懸命に動きます。
ぎゅうぎゅうに詰まっている狭い場所のなか、出口に向かって便を押し出そうと周囲に強く圧をかけるわけです。
私なりに、わかりやすい表現を考えてみました。
例えばですが、超満員電車のなかで長い時間、人ごみにもまれ続けているとします。
そして、やっと駅に到着したと同時に、ホームに向かってひたすらギューギュー押されまくるあの感じです。
このように、便秘の方が排便時にお腹が痛くなるのは、腸の過剰な蠕動運動によって圧がかけられるからといわれています。
便が出切った後は、お腹の痛みがだんだんと治まってきますよね。
これは腸の蠕動運動が落ち着いてくるためといわれています。
腹痛時はどうすればいい?
「腹痛時はお腹を温めると良い」
一般的にそのようなイメージはないでしょうか?
じつはこれ、腹痛の種類によっては逆効果になる場合があるんです。
腹痛は便秘以外にも、様々なタイプがあります。
よく「おなかが痛い」と表現しますが、正確に言うと「おなか」とはどの場所を指すのでしょうか。
また、それはどんな痛みなのでしょうか。
これはとても大事なことなんです。
腹痛は、原因となる病気によって、痛む場所や痛み方がそれぞれ異なるからです。
【腹痛の一例】
- 心窩部(みぞおち)の痛み:胃炎、十二指腸潰瘍、膵炎など
- 右側腹部(脇腹)の痛み:十二指腸潰瘍、胆石、胆道感染症など
- 臍部(へそのまわり)の痛み:腸炎、腸閉塞など
- 下腹部(へそより下)の痛み:腸炎、腸捻転など
- 右下腹部(へそより右下)の痛み:盲腸、鼠径ヘルニアなど
また、痛みの表現方法もいろいろあります。
- シクシクと続く痛み
- きりきりと絞られるような痛み
- チクチク刺されるような鋭い痛み
- どんよりと重たい痛み
腹痛の場所と痛み方は、病院を受診した際、医師の問診でよく聞かれる項目です。
診断の手掛かりになる場合もあるので、その症状がいつから始まったかなど、メモを残しておくとよいでしょう。
冷たい飲み物のとりすぎや、寝冷えなど、明らかに冷えが原因とわかる腹痛には、温める方法は有効だといわれています。
一方で、内臓系の病気が原因で腹痛がおきている場合、その場所では炎症が起きていると考えられます。
お腹を温めることによって血行が促進され、炎症を広げてしまう可能性があるといわれています。
お腹が痛いからと安易に温めたりすると、かえって症状を悪化させる可能性も考えられますので注意しましょう。
余談ですが、私もその昔、人生のなかで一番キツイと感じる痛みに遭遇したことがありました。
その痛みを表現するとしたら、こんな感じでしょうか。
「下腹部のなかを、火のついた太いこん棒で、グリグリ掻きまわされるような激烈な痛み」
(今思い出しただけでも身震いがします…。)
やはりあのとき私も、額にびっしょり冷や汗をかいていたことを覚えています。
冷や汗はなぜ出るのか
M子さんは倒れたとき「冷や汗が出るほど痛かった」と言っていました。
冷や汗は、通常の汗と何が違うのでしょうか。
汗をかくのは、3つの要因があるといわれています。
- 温熱性:体温調節のためにかく汗
- 精神性:緊張やストレスなど、精神的な刺激に伴ってかく汗
- 味覚性:香辛料の効いたものを食べたときにかく汗
今回のM子さんの場合、強い腹痛による精神性の発汗と考えられます。
温熱性との大きな違いは、発汗の持続時間です。
精神性発汗の場合、短時間で汗をかき、急速に引いていくことが特徴です。
引いた汗は体に冷感を与えるため、それを「冷や汗」と表現するものと考えられます。
痛みにより失神することはあるのか?
では、痛みで失神することはよくあることなんでしょうか?
個人差もあるのですが、「迷走神経反射」というものが関わっているという説があります。
迷走神経反射とは?
人の意識が保たれるためには、脳に血流が確保されていることが必要です。
脳への血流が減少すると、意識を保つことが困難となり、一時的な意識障害(失神)が起こるといわれています。
わたしたちの体は、自動的に体の調子を整えてくれる神経が働いています。
それを自律神経といいます。
自律神経には2種類あります。
・交感神経:心身を活発にする神経
・副交感神経:心身を休ませてリラックスさせる神経
このうち、迷走神経は副交感神経になります。
副交感神経は、休息時、就寝時などに優位に働き、心拍や血圧など身体は落ち着いた状態になっています。
ところが、何らかの原因で日中の活動時に、この迷走神経(副交感神経)が反射的に強く反応してしまうことがあります。
これを「迷走神経反射」といいます。
迷走神経反射の症状ですが、まず失神の前に前ぶれがみられる場合があります。
【迷走神経反射の前ぶれ】
- 冷や汗が出る
- 血の気が引く感覚
- 目の前が暗くなる
- 吐き気がする
- 腹痛
- あくびが出る
- 急に眠気を感じる
これらの症状が前兆として起こり、その後失神に至る可能性があります。
【迷走神経反射の原因】
諸説ありますが、自律神経の乱れが関係しているという説があります。
- ストレスなどの精神的な要因
- 寝不足、疲労などの身体的な要因
代表的なもののひとつとして、
「朝の朝礼時(立位時)に突然倒れてしまう。」
というケースです。
M子さんも過去に経験したと言っていましたね。
こちらは、長時間の立位という身体的な負担が引き金になると考えられています。
また、「病院で採血をすると失神する。」という方も、まれにいると聞いたことがあります。
採血という恐怖心がよほど大きいのでしょうね…。
(まあ、好きだという人はいないと思いますが。)
迷走神経反射が出たらどうすればいい?
迷走神経反射は、立位や座位で起こります。
前兆を感じたら、なるべく早めにしゃがむ、横になるなどの姿勢をとるようにしましょう。
脳に血流が戻れば、自然に意識は回復します。
迷走神経反射は、規則正しい生活やバランスのとれた食事、十分な休養を心がけることなどで予防できるといわれています。
ただ、たびたび発作を繰り返すなどの場合、大きな病気が隠れているケースも考えられます。病院の受診をおすすめします。
その腹痛、冷や汗、命に関わることもある?
私もすっきり出ない方だし、M子の話は他人ごとじゃないなぁ。
先生が言ってた。
腸閉塞とは?
みなさんは、「腸閉塞」(ちょうへいそく)という言葉を聞いたことがありますか?
読んで字のごとく、何らかの原因によって腸(腸管)が閉塞してしまう状態をいいます。
腸管とは、摂取した食物を消化し、栄養を吸収する管。哺乳類では口腔・咽頭(いんとう)・食道・胃・小腸・大腸に区別される。
(引用:コトバンク)
腸閉塞の症状
私たちが食べた物は、食道、胃、小腸、大腸を通過し、直腸から肛門へと送られ、最後に便として排出されます。
腸管(小腸、大腸)が完全に閉塞すると、その先の直腸、肛門の方へ便が送られなくなってしまいます。
行き場を失った便は、どんどん溜まっていき、以下のような症状があらわれます。
- 腹痛
- 吐き気
- ガス(おなら)がまったく出ない
- 腹部の張り感
- 嘔吐(吐くこと)
症状が進行していくと、最悪の場合、腸の内圧で傷ついて穴が開いてしまいます。
また、組織に血液がまわらなくなる(その部分の組織が腐ってしまう)ことで、
生命に関わる事態となるといわれています。
このような症状が見られた場合はすぐさま病院へ行って医師の判断を仰いでください。
腸閉塞の種類
腸閉塞にはおおまかに2つのタイプがあります。
腸の腫瘍やポリープ、手術後の癒着による狭窄、屈曲、脱腸(ヘルニア)などの原因により、腸管のつまりがみられるもの。
腸管の麻痺やけいれんなどによって、腸の動きが悪くなり、内容物を送り出せなくなるもの。
手術後の絶飲食や、腹部の炎症などが原因となる場合が多い。
さらに、これら2つとは別に、便秘が原因で腸閉塞を起こすものがあるといわれています。
その名を「糞便性(ふんべんせい)腸閉塞」といいます。
(糞便とは、いわゆる「大便」のことです。肛門から排出されるものの総称をいいます。)
別名を「宿便性(しゅくべんせい)腸閉塞」ともいいます。
このように、溜まった便で腸が塞がってしまうことが本当にあるらしいのです。
糞便性腸閉塞とは?
糞便性腸閉塞とは、糞便で腸管が閉塞され、腸閉塞の症状が出るものをいいます。
症状としては、腹痛、吐き気、腹部の張り、嘔吐などが見られます。
糞便による閉塞は、腸閉塞のなかで発生するケースはごく稀だといわれています。
嘔吐が続いた場合、そのうち便が逆流してきて、便臭のする吐物が出てくることもあるらしいです…。
(お食事中の方がいたらすみません…。)
下から出ないものが上から出てくるとは、何だかわけがわからない状態ですね。
ちなみに普通の便秘との違いですが、たとえ1週間出ていなくても、上記の症状が出ていなければ「糞便性腸閉塞」とはいわないようです。
「糞便性腸閉塞」の場合、排ガス(おなら)さえも出なくなります。
排ガスすらも通らなくなってしまう、完全閉塞の状態を意味するのだそうです。
糞便性腸閉塞の対策とは?
今回のM子の話を聞いてつくづく感じたよ。
その後の経過はどうなの?
まだ3か月だしね。そんな劇的には変わってないよ。
何せ便秘歴が長いからね~。
少しずつできる対策をやってるよ。
糞便性腸閉塞を予防するためには、便秘状態を解消することが必要だといわれています。
便秘対策としては、一般的に以下のものが必要だといわれています。
- 食生活の見直し
- 生活リズムを整える
- 適度な運動をする
- ストレスをためないようにする
どれも簡単にできそうで、じつは継続するのが難しいものばかりだと思いませんか。
便秘になる要因は様々であり、どの方法が合うかは個人差があります。
自分に合った方法を見つけ、コツコツとやることが必要なのではないでしょうか。
当サイト内にも、便秘解消におすすめの記事が多数あります。
ぜひ参考にして下さい。
まとめ
今回は、便秘のメカニズム、腹痛と冷や汗との関連、便秘に関わる「腸閉塞」についてご紹介しました。
- 便秘による腹痛は、過剰な腸蠕動が圧をかけるために起こる
- 冷や汗は、腹痛による精神性発汗のために起こる
- 他の症状として、迷走神経反射による失神発作が起こることがある
- 便秘が進行すると、糞便性腸閉塞とよばれる危険な状態に至る可能性がある
このように、便秘のメカニズムを正しく理解し、きちんとした対処方法をとることで、悪化を防ぐことが可能だと考えられます。
また、自己判断は危険ですので、不安に思うことがあれば、必ず病院を受診して医師の診断を仰ぐようにしてくださいね。
みなさんもぜひ参考にしてみて下さいね。
突然の「ギュルルルル」が少なくなった方法
通勤電車の中、会議前、ひどい時には何もない時に
「ギュルルルルル」と来たら嫌ですよね。
特に通勤電車の中ではこの世の終わりかと思うくらいの絶望感を味わいます。
私自身そんな状況でしたが、生活習慣改善と日々の健康をサポートするためにサプリを取ってみた所、「ギュルルルルル」と襲われることが少なくなりました。
詳しいことは下記記事を見てくださいね。
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